鮮度維持の「奇跡の温度」 一度の水に挑むのはスキー場の救世主  2024年7月18日にLBSで放送 TVQと日経新聞の共同制作

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  • Опубликовано: 15 окт 2024
  • 長崎県平戸市の漁港。漁港に立つこちらのビル。
    中に入ると床一面に氷。実はビル1棟丸ごと製氷機なのです。
    かつては氷店で2日かけて作った大きな氷を船着き場まで運び、漁船い積み込んでいましたが、そうした光景は、消えつつあります。
    こちらのビル内では、マイナス15度の冷却板に水を流して氷を作っていき、割って細かくしていくという製法をとります。
    最初から砕いた氷を作ることができます。
    これを作った企業は、その名もアイスマン!
    強みは、用途に合った機械を柔軟に作れる技術力で、産業用製氷機を国内だけではなくアジアにも広げています。
    アイスマンのまるごと製氷機というビルから伸びたパイプで、漁船に楽に、氷を24時間積み込めるのです。
    魚の鮮度の鍵を握るのはやはり氷。しかし氷はたくさんたまってくると氷自身の重みの圧力で固まるといいます。
    氷の重みで下にたまった氷がくっついてしまい、大きな氷の塊=根氷(ねごおり)になってしまいます。"
    アイスマンは、装置の底にキャタピラ式のコンベヤーを付け、底にできる氷から先に取り出す仕組みを開発。根氷問題を解決しました。
    この特許技術が長時間の装置稼働を可能にし 設備の大型化にもつながりました。
    現在 全国250カ所以上の漁港や工場がこれを採用しています。
    そしてアイスマンは、部品のカッターも自社で製造。
    例えば、野菜を傷つけずに冷やすことができるフレーク状の氷。それには瞬時に凍らせた薄い氷を特殊な刃で削る必要があります。
    重要部品の内製化による差別化で、これを可能にしました。
    海水から通常の氷より冷たいシャーベット状の氷を作る製氷機。
    氷を砕いて雪を作る、ゲレンデの人工造雪機は、国内シェアトップ。温暖化で売れています。
    氷のイノベーションを追求してきたアイスマン。
    開発中の次世代技術が、じつは「水」(みず)なんです。
    食品加工で急激に冷やしたいときに1度の液体が一番効果的なためと言います。
    氷でもない、1度の水。野菜や加工食品は凍らせるより温度の低い水で冷やす方がおいしさが保てるといいます。
    「凍らないようにギリギリの温度の水をつくるのが一番のポイント」ですが、ただ冷やせばいいというわけではありません。
    冷却板の表面が凍る瞬間の周波数を感知して、装置のスイッチをオフ。凍結寸前の水を作ります。0.1度以内で制御し、冷たい水という新たな冷やす技術を確立したのです。

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